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 同窓会              [at present]



 浪人の時か大学一年かの年に出た以来の 同窓会 に行って来た。 万感迫るものとなった。 三十六年ぶりになろうかと思う。 中高一緒で、六年間過ごした人々だ。 

 その六年間を上回る経験をしているかどうか。 ここのところの六年という月日の、なんと早き事か。 お互い、天然記念物を見るようなつもりで見合う。 ある表情をすれば、「あっ、あいつだ!」 と確信を持つ。 中には、どこで見かけてもすぐわかるだろうという程、変わらないやつも。 声と話ぶりを聞いて、確信を持つやつ、とか。

 みな出世盛りで、まぶしい。 名刺をもらった三人は、あとでよく見れば素人目にも分かるなかなかの役職についていた。 高校時代の目立ち方とは、違う気がする。 
 新宿西口ではもう古株の高層ビル最上階で、あの京王プラザは隣だった。 あまり新宿に来なくなっているいま、しみじみと見てしまう。 

 思い出話に、花が咲く。 言われて思い出す事、言われても思い出せない事。 話は尽きない。 驚くような偶然で二年前同級生と再会したことが発端、の話だった。
 


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